さて始まりました新年度!我が社も新たな仲間を迎え、また多くの人が去っていきました。労働者としての半生をまっとうなさった方もいれば、道半ばにして去っていった方もやはりいます。中にはこれまでの仕事の経験を活かし大企業へ移った方もいますし、厳しい労働環境に疲れ果て力尽きた方もいらっしゃいます。
 世の中の景気は回復傾向に向かっていると言われてはいるものの、結局はコストダウンが主流でそのツケは労働者に回っているんですよねぇ。給料は上がらない、ボーナスは低迷、残業はつけられない、人は減るけど仕事は減らない、等等いろいろあろうかと思いますが、まだまだつらいご時世ですね。
 そんな中で無理矢理欧米から持ってきた成果主義賃金あたりは、ここ数年でようやくボロが出始めているようで、一番の根幹の部分がズレてるんじゃ当たり前のことなんでしょうかね。簡単に言えば、一方的な会社都合で労働環境を作っておいて成果を出せと言われても、さぁ果たしてやる気になる人がどれくらいいるのかってことなんだろうと思いますね。
 人件費を抑えつつ、いかに社員にモチベーションを持たせるのか、これをうまく捌けた企業が伸びていくんでしょうね。確かに仕事に対するモチベーションを上げるものは、決して金だけじゃないし、そこをうまく掴んで実践していければなぁと人事担当者としては思うわけなんですが、そこは旧態依然としたシガラミだらけの組織、なかなか思うようには行かないようです。あと10年我慢すれば世代交代によって年齢構成図も大幅に変わって、好調な企業も増えていくんでしょうかね。それまで果たして我慢できるんだろうか、、、、。